2022年3月1日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 目の中の水晶体はカメラのレンズの役目をしています。外からの光を集め、 眼球の奥の網膜(フイルム)に焦点を合わせます。網膜から視神経を経て脳に信号が送られ、映像として感知されます。 白内障とはこの水晶体が濁ってくる疾患です。光がうまく通らないことによって映像が霞んだりぼやけてきます。 ほとんどの場合は加齢によるものです。視力にどの程度の影響があるかは水晶体の濁りの度合いやタイプによります。 白内障の種類 *核性白内障(nuclear cataract)...
2022年1月4日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 痛みには体にキズがおこったときに末梢神経に痛みの信号がおこる侵害受容性痛(nociceptive pain)と神経そのものに損傷が あったり機能異常がおこったときにおこる神経障害性疼痛(neuropathic pain)とあります。 侵害受容性痛は体のキズが治れば末梢神経の痛みの信号もなくなり、痛みは治まります。しかし、神経障害性疼痛の場合、...
2021年12月1日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 不穏下肢症候群とは足、特にふくらはぎに安静時におこる不快感で、足を動かすことによってその不快感が解消される現象です。夜間、特に就寝前によくおこり、不眠の原因にもなります。 この現象は起きていて意識のあるときにもおこります。大人の人口では約10%の人が軽度の不穏下肢症候群の症状を持っています。そして約2.7%の人は症状が最低週に2回以上おこる重度の病気にかかっています。...
2021年11月1日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice...
2021年10月1日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 高齢者の健康を維持し、なるべく長く高質なクオリテイーオブライフ(精神状態, ストレスレベル、 性的機能、自己認知している健康状態などを含む患者の総合的な生活状態)を続けることが医療の大きな目的です。そのためには主に二つの手段があります。 まず第一に予防接種により、感染症によっておこる罹病率と死亡率を下げることです。 インフルエンザ、肺炎、破傷風の予防接種がこの年齢期では大切です。...