パンデミック下での損害保険における留意点について– Claims Madeの保険解約に関して

エーオン・リスクサービス 斉藤 大 現在の新型コロナウィルス禍における厳しい事業活動状況下に鑑みて、コストの削減を見込んでの一部保険解約も全体的な経営判断の上で検討に上るような事があるかもしれません。 そのような際に、当該保険契約がどのような条件で手配されているのかを確認する事は非常に大切となり、その影響についても踏まえて判断をするのが重要です。 一般的に、オーストラリアでの役員賠償責任保険(Directors’ and Officers’ LiabilityもしくはManagement... 続きを読む

パンデミック下での損害保険における留意点について – サイバー保険

エーオン・リスクサービス 斉藤 大 新型コロナウィルスの世界的な流行に伴う人々の社会生活のスタイルの変化により、物流、就労、医療、教育等を含む様々なサービスと情報提供の分野において、インターネットへの依存度がますます高まってきています。この環境下、あらゆる業種の企業にとって、サイバー・レジリエンスの強化が最重要課題のひとつとなりました。その一環として活用され始めているのがサイバー保険ですが、メリットとして、損害発生時のキャッシュフローの防御のみならず、サイバーアタックを受けた際の即時の事故対応サービスが広く評価されてきています。... 続きを読む

店舗向けの現金保険について

エーオン・リスクサービス 斉藤 大 一般的な店舗向け保険において、現金カバーは標準補償ではない事もありますので、まずは契約をしている保険でどの様な状態でいくらまでの保険がかかっているか、また免責金額がいくらなのかを確認する必要がありますが、一概に現金保険と一口で括っても以下のように幾つかのカバーが考えられます。 ・営業時間中・お店の中でのみのカバー ・営業時間外・現金が据え付け金庫の中にある場合のカバー ・現金輸送中のカバー ・お店以外の個人宅に保管している間のカバー... 続きを読む

出勤途中の怪我に対する傷害保険について

エーオン・リスクサービス 斉藤 大 一昔前までは、NSW州の労災保険(Workers Compensation)において、出勤・帰宅途中および昼休みの間も就労中と見なし、その間に負った怪我についても労災扱いとされていましたが現在はその限りではなく、会社で従業員に対して同様の補償を考えるのであれば別途Journey保険への加入が必要です。 一般的なJourney保険は死亡後遺障害に対する一時金が支払われる所謂傷害保険に部類される内容で、怪我に伴う休業による収入中断への補償も保険に含めることが出来ます。... 続きを読む

過去の保険コラム

エーオン・リスクサービス 斉藤 大 ゴルファー保険について 日本ではゴルフをするに当たってホールインワン保険に代表されるようなゴルファー保険への加入が一般的ではありますが、オーストラリアでは同様の保険はそれほど普及していません。その理由は日本のようにホールインワンに伴うお祝い金の文化が一般的ではない事、合わせてキャディーさんのような客観的な証人がいない事が考えられますが、それでも以下のような補償を包括的にカバーする保険は購入可能です。 ゴルフ用品補償 ゴルフクラブなどの盗難、紛失、破損などをカバー 個人賠償責任補償... 続きを読む
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