2021年8月2日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 社会恐怖(Social phobia)とも言われる疾患で人口の3-5%に影響があります。単純に内気とかはにかみではなく、毎日の生活にも悪影響をおよぼしたり鬱病、アルコール乱用、自殺観念などにもつながりうる問題です。あらゆる不安症のなかでも最も患者さんから治療を求めることが少ない疾患です。 発症は10代の初期から中期に多く、治療を受けなければ慢性的に続きます。効果的な治療はありますが、鬱病、全般性不安障害やパニック障害と比べ、治癒率は低めです。...
2021年7月1日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 胃液が不随意に食道に逆流することを胃食道逆流(Gastro-oesophageal reflux, GOR) と言います。 ほとんどの場合は生理学的現象で、問題はありませんが、逆流の度合いがひどければ合併症をおこすことがあります。 これを胃食道逆流性疾患(Gastro-oesophageal reflux disease, GORD)と言います。...
2021年6月11日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 医学的には疲労、倦怠感というのは休憩、休養をとっても持続する疲労感のことをいいます。知らぬ間に徐々に進んでいく場合と何かはっきりとしたイベントがきっかけとなって現れることもあります。日常生活動作にかなり影響することもあります。 精神的、社会心理的な原因、ライフスタイルの変化、あるいは器質性疾患 (機能障害,...
2021年5月7日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice このコンデイションは遺伝性の要素が強く、他に喘息や枯草熱 (Hay fever) なども伴うことが、よくあります。同じ家族の人でアトピーの病気を持っている事もよくあります。アトピー性皮膚炎は年齢を問わずに何歳の時からでもおこりますが、75%の場合は生後6か月以内には兆候を見せています。 アトピー性皮膚炎の遺伝的要素...
2021年4月12日
鳥居泰宏/ Northbridge Medical Practice 右の写真のように視界にゴミのようなものが浮いて見える現象を飛蚊症といいます。糸くずのようだったり、ゴミのようだったり、小さな点が無数にあったりします。眼の方向を変えると一緒に動きます。同時にチカチカとした閃光の様な光が見えることもあります。ほとんどの場合は心配はありませんが、網膜裂孔や網膜剥離の前兆で、視力をなくしてしまうような事態にもなりかねません。 眼球内の変化...