Mudgee地方ワイナリー視察旅行のご報告

 

 

 

日時: 2月11、12日
旅程: 【2月11日】
06.45 シドニーCBD 集合 / 07.00 出発
途中2箇所休憩(エコーポイントなど)
11.00 Rylstone 散策(フリーマーケットなど)
12.00 Mudgee 到着・ランチ
14.00 1st ワイナリー着(Lowe family Winery)
16.00 2nd ワイナリー着 (Robert Stein Winery)
17.30 ホテル着(Parklands Resort & Conference Centre)
18.45 ホテルにて夕食【2月12日】
09.30 ホテル 出発
10.00 3rdワイナリー着(First Ridges)
11.30 Mudgee 市内にて自由ランチ
13.30 4th ワイナリー着(Skimstone Winery)
14.45 シドニーに向け出発 途中2箇所休憩(Jamison Lookout など)
19.45 シドニーCBD帰着
参加人数: 18名

シドニーから車で約4時間ほど北西に向かったところにあるMudgee地方は、山々に囲まれた盆地という特性、標高の高さ、水の豊富な大地などの利点を生かしたオーストラリアの中でも有名なワインの生産地の一つです。イタリア、フランス系のワインが多く、品種ではBarbera, Sangiovese, Vermentino、Zinfandelなどの珍しいワインを産出しています。前回のオレンジ・カウラ地区視察旅行の第2弾として、今回はこのMudgeeへ視察旅行を行いました。
当日は、気温が30度以上になり大変暑い夏日となりました。
Mudgee への道中では、雲海を従えたスリーシスターズの奇岩を見たり、Mudgeeに近くにあるRylstoneに立ち寄り、週末のフリーマーケットなどを楽しみました。

Mudgeeでの最初のワイナリーのLowe Family Winery では、ワイナリー主のDavid Lowe氏自らによるワイナリーツアーと試飲を行いました。オーガニック、バイオダイナミックワインで有名なLowe ワインの葡萄園の下5mは無農薬の土地ということで、その大地には収穫間近な葡萄がたわわに実っていました。David Lowe氏から葡萄を食べてみて欲しいということで、いただいてみると非常に甘くすっきりした後味の葡萄に感動しました。来週には収穫が始まるということでした。ステンレス製の蓋が何故地面に?という不思議な光景に遭遇しました。これは、スタンピングした後の葡萄をいれた大きなテラコッタの瓶が地中に埋める古代ローマのワイン製法を行っているものだということでした。さらに、通常の試飲では飲むことができないDavid氏自慢の2013年のBlock 5 Shiraz 2013もいただくことができました。

 
 

2軒目のワイナリーは、Robert Steinです。このMudgeeではRieslingを作っているワイナリーが少ない中、このワイナリーのRieslingはワインメーカーの中でも、とても有名ということです。Half dry Riesling、Rieslingを含む6種類のワインを試飲しました。こちらは、今月末から収穫が始まるということでした。
夜は、ホテルでのディナーと西山さんによるブラインド・テイスティングとじゃんけん大会などで盛り上がりました。ホテルの庭から見る夜空には、綺麗に天の川と南十字星が見るなど天体観測もしました。
2日目も晴天に恵まれました。午前中に訪れたワイナリーは、First Ridge。小高い丘の上にあるイタリア系のワインを作るワイナリーです。ここでは、11種類のワインを試飲しました。景色のいい丘の上で涼しい風を受けながらいただくワインは最高でした。

昼食後は、最後のワイナリー訪問で、Skimstone wineryへ。フランスから苗木を持ってきたというワイナリーです。オーストラリアのアウトバックを思わせる外観のセーラーで6種類のワインの試飲を行いました。

その後、交通渋滞にも遭わず、途中2箇所ほど休憩を入れながら、シドニーに帰着いたしました。

今回の視察旅行では、土地の気候と地形の特性、トレンドにあった葡萄の品種や育成方法など、他ワインメーカーや産地と差別を図ることで成功したワイナリーを訪問し、多くを学ぶことができました。

途中、体調を崩された方もいらっしゃいましたが、無事に視察旅行を終了することができました。これもひとえに、このツアーを手配、引率をしていただいたJTBの山田さん、そしてご参加者の皆様のおかげです。深く感謝いたします。

今年のワインティスティングクラブは、いろいろな企画が盛りだくさんです。
当クラブでは、広く会員を募集しておりますので、ご興味のある方は
事務局 (jssiwtc@gmail.com)まで、お問い合わせ下さい。