情報提供:アドバンテージ・パートナーシップ法律事務所-国際商事仲裁専門
主席弁護士・公証人 堀江純一(茨城県弁護士会所属外国法事務弁護士)
雇用主スポンサービザ
Employment Nomination Scheme(ENS)
オーストラリアの永住権の申請は年々条件が厳しくなってきています。その為オーストラリア国内で適任者が見つからないことを証明する必要があり、ビジネスビザと同じく雇用主についてもスポンサーになるのにふさわしいか経営状態等の審査を受ける必要があります。
雇用主が審査をクリアすると申請者はビザの申請に進みます。ビザの申請は国内外から可能です。
オーストラリアの永住権ENSには下記3種類の申請方法があります。
①Direct Entry (DE)
Skill Assessmentの提出が必要で、雇用主指名職業リストに載っている職業で3年以上の職歴があることが条件になります。
②Temporary Residence Transition (TRT)
雇用主指名職業リストに載っている職業でビジネスビザを取得してから3年以上経った場合、申請可能になります。
③Agreement Stream (LA)
雇用主がLabour Agreementを持っている場合申請可能です。(政府から特別に認められている場合のみ)
ENS申請の主な必須条件
・申請時に45歳未満であること
・Skill Assessmentにパスしている、またはS/457、TSSビザにて3年間就労済みである。
・英語力がIELTS各項目6以上である
・健康診断結果の提出
・無犯罪証明の提出
・最低給与がAUS$53,900である
・申請可能リスト(MLTSSL)にある職業である
(例) Chief Executive or Managing Director (最高経営責任者もしくは取締役社長)、Corporate General Manager (執行本部長)、Accountant (会計士)、Chef(シェフ)、Early Childhood (Pre-Primary School) Teacher(保育士)など